一番正確なもの
次に正確なもの
IP-address.com - IP Tracer and IP Locator
お勧めのサイト
IP Location Finder - Geolocation
最近は、ほとんどこちらばかりを使っています。その理由は入手できる情報が一番多いからです。特に、どのISPから接続されているのかが、ウエブサイト運営上重要なことなので、そういう情報が得られるのがありがたいです。
閑話休題
いつも来ていて、掲示板などに書き込みしてくれている人が、最近、すっかり書き込んでくれなくなった時、その人の安否とか、もう来なくなったのではないかとか、そういうことが心配になりますよね。あらかじめだいたいの居住地がわかっていれば、IPアドレスが変わっていても、新しいIPアドレスで住所がだいたいわかりますから、来てくれているのかどうか、元気なのかどうか、そういったことがある程度予想できるので、IPアドレスで住所がわかるのは、とてもありがたいことです。
一方、こういうことを調べていて、住所が海外だったりすると、単にスパム(リファーラー・スパム)である可能性が高いので、アクセス増大にぬか喜びせずにすみます。まあ、私の場合、WordPressで運営しているサイトでは、そもそも、海外IPアドレスはアクセス解析から除外しています。
ちなみに、リファーラー・スパムの場合、大変危険なので、アクセス元には絶対に行ってはいけません。ウイルスに感染させられる可能性が非常に高いです。何しろ、そのためのリファーラー・スパムですからね。なお、「リファーラー・スパム」というのは、「リファラー・スパム」、「リファラースパム」、「リファラスパム」などと表記されていることが多いのですが、「リファラー」というのは、間違った発音です(笑)。正しいのは、「リファーラー」です。英語では、「referrer spam」と書きます。
IPアドレスで住所が知られてしまうのではないかと心配する人がいますが、実際には、詳細な住所はわかりません。しかも、あくまでも推定の域をでません。と言うのも、アクセス解析でわかるのは、経由しているISPのサーバーのIPアドレスで、多くの人が同じサーバーを使っていますし、しかも、何らかの都合で、別のIPアドレスに変更されることがあるからです。同じサーバーを使っている人は、通常、同じ地域に住む人ですが、同じ地域と言っても広いです。大昔と違って、みんながインターネットを利用していますから、その人数はかなり膨大になります。ただ、非常に詳しい人、具体的には、その辺に詳しいハッカーだと、「区」ぐらいまでは特定できたりするようです。
しかし、それにしても、Googleなんかに「○○市○○区にお住まいですか?」などと聞かれたりすると、確かに、気持ち悪いですね。だから、私はGoogleのサービスはできる限り使わない様にしています(笑)。
もしマニアックにきちんと調べたいと言う場合は、下記サイトでGeoIPのデータベースをダウンロードすることをお勧めします。こちらのデータは最新で、かつ、一番信用できます。
MAXMIND
このデータをdatファイルにする方法が公開されているので、必要な方は、こちらを参考にして下さい。
この一番信用できるデータを使っても、都市レベルでの特定精度はこちらに記載されている様に、完璧からはほど遠いです。特に日本の場合、64%までしかわからないようです。国レベルの精度なら、もっと高いのですが、それでも完璧ではありません。
それから、WordPressでCount per Dayを使っていて、国外のアクセスを排除したい人は、設定画面で日本以外の国コード(国名コードとも言う)を除外する国の一覧に入れればいいです。調べるのは大変なので、こちらから日本以外の国の国コード(国名コード)をコピーして貼り付ければいいでしょう。
Count per Day(WordPressに対応したアクセス解析のプラグイン)自体、入手が困難になりましたが、こちらでダウンロードできます。こちらで使われているIPアドレスの住所データ(GeoIP)はMAXMINDのものです。ちょっと古いですけどね。
閑話休題 その2
前述までの話は、原則論です。普通にサイト運営していて、「おや、このIPアドレスの人、どこからアクセスしているのかな?」という程度の興味であれば、これまでに書いたことが限度と言えます。
しかし、もしどうしてもIPアドレスから正確な住所を割り出さないといけないとなったら、どうでしょうか?たとえば、何らかの経済的な被害を受けたとか、ひどい目に遭わされたとかいうことになると、もはや時間やお金の問題ではなくなり、全力で相手の住所をあぶり出すことになるかもしれません。
そういう話であれば、IPアドレスから正確な住所を割り出し、三日後とか一週間後にお相手様のご自宅のドアの前に立ち、ピンポンをならすことも可能です。
「こんにちは。先日は、私の運営するサイトにお越しいただきありがとうございました。今日は、そのお礼に参上させていただきました。」
・・・などということもありえます。実際、そういうことは実話として存在します。今までの話とずいぶん違うではないかと思うかもしれません。要は、どこまで時間とお金をつぎ込むかと言うことです。
人間はIPアドレスだけで生きているわけではなく、もし普通に生活しているのなら、様々な痕跡を至る所に残します。これを一つ一つ丹念に調べていくと、そのうち、正確な住所や名前、その他の個人情報を発見することができたりします。
世間の人の個人情報は、かなりダダ漏れです。法律により規制されるようになってきましたが、それでも、生まれてから今までずっと、名前を隠し、覆面をして出歩き、どこにも所属せず、自宅を持たず、誰とも会話しない人なんていません。どこかに何かが残されています。
たとえば、少なくとも、病院で生まれているでしょう。路上生活者はいても、路上出生者はまずいません。生まれてすぐ捨てられて、オオカミに育てられたオオカミ少年やオオカミ少女が一人で人里にやってきて、インターネットをやっていることもまずありません。
さらに実例を挙げると、ぶっちゃけ、匿名掲示板の2ちゃんねるの運営側とか、ターゲットにした人のIPアドレスを元に個人情報を集めまくって、個人攻撃をして、大量のアクセスを獲得するようになったという歴史があります。これが2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)が嫌われている根本原因です。
だから、IPアドレスから住所を割り出せないかと言う問いに対する正確な答えは、「普通は無理。但し、本気になれば、可能。」というのが本当のところです。そうでなければ、インターネットで悪事を働く人を捕まえることはできません。今では、そういうシステムが構築されていますし、それ以前でも、やってやれないわけではありませんでした。
IPアドレスを元に住所を特定するために探すところとしては、様々なサーバーのログの他、政府の持つ文書、様々な会社の持つ書類やデータベース、口コミ情報など、いろいろあります。中でも、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)の持つ情報を真っ先に探すべきでしょう。強者なら、相手のパソコンをハッキングするかもしれません。
自分の住所がばれるのではないかと心配される方もいるかと思いますが、変なことをやらなければ、住所を調べようなんて誰も思いません。だから、インターネットでは変なことをやらないことです。